ISRTを使わずに起動ドライブをSSD単体にしてみた

メインPCの挙動が不安定になってきたので、4月に買ったHDD「Seagate ST2000DM001」をシステムドライブにしてWindows 7を再インストールしてみました。

この記事の主旨

とりあえずBIOS(UEFI)設定の「SATAモード」も「AHCIモード」のままにして「Intel SRT」は設定せず使っていました。

ISRTでも起動時間は十分速いですし、「SSDでキャッシュしてHDDが加速する」感じが大好きなのですが、やっぱりSSDを直接システムドライブにする方が「全然速い」というのが事実です。

さて、SSD単体をシステムドライブにしたときと、Intel SRTを有効にしたときで、本当はどのくらい差があるのか試してみました。(もしかしたら「SSD単体の方が速い」という「思い込み」だけかも知れません。)

AHCIモード→RAIDモードに変更/事前準備

「Intel SRT」を使用するためには、「SATAモード」を「RAIDモード」にする必要があります。

ところが、Windowsをインストールする時に「AHCIモード」でインストールした場合には、「RAIDモード」用のSATAドライバ「Iastorv.sys」が有効になっていないため、「RAIDモード」にして起動するとSTOPエラーになってしまい、起動すら出来なくなってしまいます。(「AHCIモード」に直せば起動出来るように戻ります)

BIOS(UEFI)の設定を変更する前に、RAIDモードのドライバを有効にします。

手順としては、レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStorV」の「Start」の値を「0」に修正するだけです。

<手順>

  1. レジストリエディタを開きます。
    regedit起動
  2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStorV」を開きます。
    services
  3. 右側の詳細ペインから「Start」を選び、右クリック→「修正(M)…」を選びます。
    iaStorVのStart
  4. 値のデータを「0」に変更して、[OK]をクリックします。
    0にする
  5. レジストリエディタを閉じます。

再起動してBIOS設定(UEFI)画面にはいり、「Storage Settings」の「SATA Mode」を「RAID Mode」に直します。

SRTを有効にして起動時間を調べてみる

Intel SRTの「高速の有効」を押して、「最速モード」で「SanDisk SSD Ultra Plus 256GB (SDSSDHP-256G-G25AZ)」の64GBを割り当てます。

では、起動時間を測っていきます(^-^)o

システム ドライブ HDD:Seagate ST2000DM001

SRTキャッシュ ドライブ SSD:SanDisk SSD Ultra Plus 256GB

AHCIモード RAIDモード
HDD単体 SRT無効 SRT有効
(最速モード)
電源ON 00:00 00:00 00:00
マザーボード ロゴ 表示 00:09 00:09 00:09
RAID BIOS 表示 00:12 00:12
「Windows を起動しています」表示 00:14 00:18 00:18
ユーザー選択画面 表示 00:40 00:44 00:43

…あ、あれ…? (^-^;

ぽぽろん「起動速くなってないよっ!Σ(゚ロ゚)o゙」

SATAモードを「AHCI Mode」から「RAID Mode」にするとRAID BIOSメニューが表示されるようになる分は起動が遅くなるのは分かっていたのですが…トータルで全然速くなってないですね…(^-^;

「キャッシュされていないからかな?」と思い、2~3回再起動してみたものの起動時間はちっとも短くならず(^-^;

HDD側のアクセス速度が遅めの場合はSRT有効によって起動時間がグッと速くなっていたものの、ある程度速いHDDだと起動時間に差があまり出なくなるんでしょうか?(^-^;

SRT有効でもWEIは5.9のまま

WEI(;ウィンドウズ エクスペリエンス インデックス)の「評価を再実行」もやり直して見たものの、基本スコアは5.9から変わらず。

「基本スコア」というよりも、「プライマリ ハード ディスク」が「5.9」のままです。

システムドライブが「HDDというだけ」で5.9が最高みたいです(^-^;

SSDをシステムドライブにしたところ、「プライマリ ハード ディスク」は「7.9」になりました。

Googleで検索してみても、「HDDだとRAID組んでも5.9から上がらない」とか何とか。

この「WEI」。あくまでも「指標」なのですが、もうちょっと柔軟な点数を付けて欲しいです(^-^;

(メモリも容量だけでなく、デュアル・チャネルかどうかなど、「技術点」が結構高めな気がします。)

結局SSD単体にしてみた

結局のところ、SSDをCドライブにして、HDDをDドライブにしました。

AHCIモード SRT無効 SRT有効
(最速モード)
SSD単体
電源ON 00:00 00:00 00:00 00:00
マザーボード ロゴ 表示 00:09 00:09 00:09 00:09
RAID BIOS 表示 00:12 00:12
「Windows を起動しています」表示 00:14 00:18 00:18  00:13
ユーザー選択画面 表示 00:40 00:44 00:43 00:28

結果、電源ボタンを押して、30秒後にはユーザー選択画面になりました。

SRTの良いところ、気になるところ

あんまり面倒な事を考えないで、アプリの起動時間やデータの読み書き全般を高速化したいのならば、SSDをキャッシュに使うSRTはお手軽で良いです。

<SRTの良いところ>

  1. OSの再インストールをしなくても、キャッシュのON/OFFが出来る
  2. SSDを入れ替える時も、SRTをOFF→SSDを入れ替え→SRTをONするだけ
  3. 64GBまでしか設定出来ないので、60GB~80GB程度の安いSSDで十分(※)
  4. 「メインPCのSSDを新しいのにしたら、そのSSDをサブPCのSRTに使う」なんて使い方が出来る
  5. SRTキャッシュに使わなかった容量はドライブにする事が出来るので、tempフォルダ等の作業用フォルダにあてられる

※ 大容量のSSDの方が速度は速いので、大容量SSDなほどお勧めではあります。キャッシュに使用していない容量はドライブに当てることができます。

<SRTの気になるところ>

  1. SATAモードを「RAIDモード」にしないといけない
  2. RAIDモードだと、使用中にHDDを入れ替えるホットスワップが使えない(eSATA接続した機器も起動中は取り外せない)
  3. そもそもSRTが使えるチップセットが限られている

SSD単体の良いところ、気になるところ

「SSD単体をシステムドライブにする」のはとにかく速いです。そして、何をするにも速いです。

<SSD単体の良いところ>

  1. Windowsの起動が速い。アプリの起動も速い。

<SSD単体の気になるところ>

  1. HDDに比べると圧倒的な容量不足。(容量辺りの単価が高い)
  2. 大容量のデータを保管したい場合、別途HDDが必要。(マイピクチャ等のフォルダも変更した方が便利です。)
  3. HDDに比べると寿命が短い(最大書き込み回数が少ない)ので、バックアップ大事。(SSDを使わなくてもバックアップは大事ですけども。)
  4. HDDで使っていたシステムをSSDに変える場合、バックアップ→リストアが必要。容量が足りない場合は再インストールが必要。(HDD→HDD換装と考え方は同じ。)

結局、SRTとSSD単体、どっちがいいの?

余ったSSD等を使ってお手軽に高速化したい人には、「SRTによるお手軽高速化」が大変お勧めです。

とにかくSSDの性能を引き出したい人は、「SSD単体をシステムドライブにする」のが大変お勧めです。

どっちで運用しようか悩んでいる人は、SSD単体、HDD単体、HDD+SSD SRTでのベンチマーク結果も参考にしてみてください。

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