トイザらスをうろうろしていたら…子ども向けのスマートフォンとやらが売ってて面白そうなのでいじってきました。
名前は「ポラスマ」。
開発はなんとポラロイドカメラ(ポラロイド社のインスタントカメラ)で有名な「ポラロイド」ですよっ!Σ(゚ロ゚)o゙
ペラペラ振って画像が浮かぶのを待ってましたよねぇΣ(゚ロ゚)o゙
振っても画像が浮かぶのは早く無いらしいと聞いてガッカリしたものです(^-^;
と、早速横道に逸れました(^-^;
販売はクロスリンクマーケティング株式会社ってところなのですが、トイザらスでよく見かける子ども向けタブレット「ポラロイド Rainbow Pad(レインボー・パッド)」とか出しているところでした。
スペック・搭載アプリ
5インチIPS液晶(解像度960×540)で、OSはAndroid4.2。
メインRAM1GB、フラッシュROM4GBと、最近の機種としてはフラッシュROMが物足りないですが、32GBまで対応のmicroSDHCスロットがついているので問題無さそうです。
通信は3G通信対応の標準SIMスロット搭載(SIMフリー)で、無線LANがIEEE802.11b/g/n対応。
ペアレンタルコントロール機能が標準搭載しているので、「お子さまの初めてのスマートフォンに最適」という事のようです。
「KIDO’Z」というアプリでアプリの使用制限や、ウェブサイトの閲覧制限、端末使用時間制限なんかが管理できたり、「KIDO’Zショップ」から子ども向けゲームなどのダウンロードが出来るようです。
もちろん「Google Play」に対応しているので、Android対応の様々なアプリのインストールが可能。
Android端末でも、Google Playに対応していないと不便なんですよね(^-^;(具体的にはSV-ME970とか!)
見やすい5インチIPS液晶画面
子ども向けとかの安いタブレットだと、TN液晶とかで見づらい物が多い中、IPS液晶なので綺麗です。
タッチも、感圧式では無くちゃんと静電容量式(5点マルチタッチ対応)。
触っていると、下手なSIMフリーAndroid端末よりも良さげで「子ども用とは銘打っているけど、大人用としても十分使えそうだなぁΣ(゚ロ゚)o゙」という感じ。
標準SIMスロットが2つの「デュアルSIMスロット」
標準サイズのSIMスロットが搭載されており、出先での通信手段としてMVNOのSIMカードを使用する想定となっています。
スロットは2つあり、1つ目のスロットに今まで携帯電話で使っていたSIMカードを挿して通話用に、2つ目のスロットにMVNOのSIMカードを挿してデータ通信という感じで使えるようです。
(「ダブル回線で倍早くなる!Σ(゚ロ゚)o゙」という訳では無いようです(^-^;)
こちらのサイトによると「通信はNTTドコモのFOMA(2.1GHz帯)とFOMAプラスエリア(800MHz帯)での利用を想定」しているとの事。
つまりは「OCN モバイルONE」や、「IIJmio」、「U-MOBILE d」など、「FOMA(3G)エリア対応」となっているものは使用できそうです。
音声通話機能
「スマートフォン」と銘打っているとおり、音声通話も出来ます。
通話用の「電話」アプリがインストールされていて、NTT docomoのFOMAカードの他、「IIJmio 音声通話機能付きSIM」や「BIC SIM音声通話対応パック」といった音声通話に対応しているものを使用すれば音声通話が出来るようです。
(ただし、どこのSIMカードがちゃんと対応しているのかは明記されていないので未確認(^-^;)
音声品質を気にしないなら、「LINE電話」や「楽天でんわ」、「FUSION IP-Phone」などの通話アプリを使う手もあります。
(「楽天でんわ」アプリと、「FUSION IP-Phone対応 SMARTalk」アプリはプリインストール。「楽天でんわ」と「LINE電話」は認証に使うため、SMS対応である必要があります。)
通話機能のSIMカードを出しているMVNOが増えて来ているので、通話機能対応SIM1枚で使用するのが安く上がりそうですが、ファミリー割引等があって「電話は現在のキャリアのままにしたい」という場合には今使っている携帯電話のFOMAカードと組み合わせて2枚挿しも有りかも知れません。
3G通信機能
データ通信は3G通信に対応しています。
パンフレットをよく見てLTEに対応していないと分かった時には「せっかく『Xiエリア・FOMAエリア 両対応』のSIMカードなのに、Xiが使えないなんて勿体ない!Σ(゚ロ゚)o゙」とガッカリしたものの、「子ども向け」ですし…(^-^;
とは言え、普通のウェブサイトの閲覧くらいならば3G通信でも十分な上、
- 動画等の大容量のダウンロードが時間がかかる
- → 時間がかかるので、外で動画閲覧などの大容量通信はしない
- → 高速通信の上限パケット数が低い安めのプランでも十分!!Σ(゚ロ゚)o゙
という図式も成り立ちます。
そう割り切ると、DTIの通信速度150kbpsで月額467円(税込504円)で使い放題の「ServersMan SIM LTE」なんていう選択肢も。
「150kbpsでも快適につながるIP電話」と銘打った「ServerMan050」というIP電話のオプションまであります。
あと、Wi-FiテザリングとUSBテザリングに対応しているようです。どのMVNOでもテザリング出来るかは試してみないと分かりません。
MVNOの格安SIMカード
「MVNOの格安SIMカードを使う事で、月980円くらいでスマートフォンが持てますよ」というのが売りなわけですが、肝心の「対応MVNO」について、FAQを見ても「各MVNO事業社のWebサイトよりご契約いただけます」としか書かれておらず、しっかり対応しているMVNOは分からない感じでした(^-^;
MVNOのSIMを使うにはインターネットサイトで登録したり、APN(;Access Point Name)の設定をしたりする必要があります。
そういうのが苦手な方はちょっと高くても結局「ドコモ スマートフォン for ジュニア」とかにしておいた方がいいかも知れません(^-^;
具体的な通信料としては、
ドコモ スマートフォン for ジュニア | PolaSma+IIJmio音声 | ||
タイプXiにねん (基本使用料) |
743円 | 基本使用料 | 972円 |
Xiパケ・ホーダイ for ジュニア | 2,839円 | 音声通話付帯料 | 1,800円 |
SPモード | 300円 | ||
ユニバーサルサービス料 | 3円 | ユニバーサルサービス料 | 3円 |
eビリング割引料 | -20円 | ||
消費税(8%) | 309円 | 消費税(8%) | 222円 |
小計 | 4,174円 | 小計 | 2,997円 |
差額 | 月1,177円 |
パンフレット等から算出したので、多少誤差があったらごめんなさい(^-^;
月額で1,200円弱。一年で1万4千円ほどの差となります。
前項で出た「ServerMam SIM LTE」だと、
PolaSma+ServerMan | PolaSma+ServerMan050 | ||
基本使用料 | 467円 | 基本使用料 | 467円 |
SMSオプション | 143円 | SMSオプション | 143円 |
IP電話サービス | 300円 | ||
ユニバーサルサービス料 | 3円 | ユニバーサルサービス料 | 3円 |
消費税(8%) | 49円 | 消費税(8%) | 73円 |
小計 | 662円 | 小計 | 986円 |
一年で考えると結構差が付きそうです。
いずれの場合にも、導入には事務手数料やらパッケージ購入費やらで3,000円(税抜)程度かかります。
キャリアのスマートフォンを購入する場合、端末代を安くしたりする代わりに色々オプションを付けられて月額が大変な事になったりするので、その辺も考慮しましょう(^-^;
諸経費を考えると、MVNO SIM+SIMフリー端末は魅力的だなぁ。
Wi-Fi通信
無線LANはIEEE802.11b/g/n対応なので、自宅に無線LAN(Wi-Fi)環境があれば家の中ではYouTubeなどの動画も楽しめます。
WPSに対応しているため、WPS対応の無線LANルーターであれば簡単に設定が出来ます。
気になるお値段
価格は27,999円(税抜)で、消費税を入れると3万円を超えちゃいます(^-^;
子どもに持たせるにはちょっと高い気もしますが、普通に携帯電話を購入しても1万5千円~2万円くらいの本体代はかかりますし、スマートフォンなら本体代が3~5万円くらい掛かる上に、毎月6千円くらいの通信料がかかるわけなので、全然元は取れそうですけども(^-^;
よくあるSIMフリー端末は2万くらいからあるので、ちょっとお高くも感じますが、画面の綺麗さとか、フィルタリングソフトが最初からしっかり入っている事を考えると無下に高いわけでも無い気がします。
さて、まとめ(?)
子どもにスマートフォンを使わせるのはなかなか不安で、フィルタリングソフトをどうしよう…とか悩むのを考えると、最初からそういうのが入っているというのは安心です。
そして、綺麗なIPS液晶、Play対応などなど、LTE通信が使えないのがちょっと残念ですが、安くスマートフォンを持ちたいという事であれば大人でも十分使えそうな感じです。
5インチ画面というのも子どもの手にはちょっと大きいかも知れませんが、両手で操作したり、ゲームする事を考えると大きい方がいい気もしますし、悩みどころです。
MVNOの対応状況が出てくるまで怖い部分もあるので「安いスマホ」という言葉だけに飛びつかないで、情報が出るまでは様子見をするのも手かも知れません(^-^;
謳い文句通り「子どもの初めてのスマートフォン」としても良いですが、MVNOの格安SIMで安くスマートフォンを持ちたい人、携帯電話との二台持ちしたい人にも十分使えそうです。
2014年4月25日発売で、現在、「全国のトイザらスで予約受付中!」だそうですよぅ!Σ(゚ロ゚)o゙
トイザらスで値段のカード見たら「1,000円」とか書いてある!→「!?Σ(゚ロ゚)o゙」
すぐに予約販売の前金と分かった→「………!!!(〃▽〃)」
トイザらスではよくある事…。
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