Windowsモバイルの最新版「Windows 10 Mobile」を搭載した株式会社サードウェイブの「Diginnos Mobile DG-W10M」を購入してみました。
ウィンドウズモバイルってなんだ?
「ウィンドウズ モバイル」は、スマートフォン向けのWindows。
Windows 8あたりから、タブレットやスマートフォンとの機能が統合されてきて、一部、パソコン用のWindowsとスマートフォン用のWindowsモバイルで互換性のあるUWPアプリというものも出てきました。
※UWP…Universal Windows Platform。「全てのウィンドウズで動く」というような意味合いで良いと思います。(もっと正確にいうとUWP搭載機器上で動く。)
昔は同じ「ウィンドウズ」の名前を持ちながらも「ウィンドウズ フォン(Windows Phone/Windows Mobile)」で動作するアプリはパソコン用のWindowsでは動作せず、別々に開発する必要がありました。
結局モバイル用のアプリケーションは伸び悩んだまま、ウィンドウズフォンは全滅。
というのがWindows Phone 6とかその辺の話。
当時、「スマートフォン」はマニア向けのものであり、ちょっとだけ時代が早すぎたというのもあるかも知れません。
仕様など
「サードウェイブ」というと聞きなれない方も多いかも知れませんが、秋葉原に行く人とかなら「ドスパラ」とか「じゃんぱら」に行ったことがある人は多いはず。
そちらの経営をしている会社です。
ドスパラのパソコンとかスマートフォン、タブレットには「Diginnos(ディジノス)」という名前がかかげられていると思います。
スティック型PCで「ディジノス スティック」なんてのもあったので、この名称には親しみがある人も多いのではないでしょうか。
さて、肝心の「Diginnos Mobile DG-W10M」のスペックですが、
OSはWindows 10 Mobile、CPUはQualcomm MSM8909(4core)、メモリは1GB、ストレージは16GB eMMC、画面サイズは5.0インチ、解像度は1280×720、無線LANはIEEE802.11b/g/n対応、Bluetooth4.0、SIMスロット(3G・LTE対応)、加速センサー、GPS、microSDHCスロット、カメラは800万画素、重さが145gという感じ。
各社からいくつか出ているWindowsモバイルの中ではやや非力。
でも、9,941円(税込9,980円)という金額を考えれば「お試し用」としては十分です。
今回は「Windows 10 Mobileに触れたい」という思いから、この機種を選びました。
開封の儀
細かい話は抜きにして、さっそく箱を開けていきます。
箱を開けると本体、本体の下を開けていくと、色々と…
- Diginnos Mobile DG-W10M 本体
- 電池パック
- 裏ぶた(黒)
- 裏ぶた(白)
- 裏ぶた(水色)
- 液晶保護フィルム
- AC-USB電源アダプター
- microUSBケーブル
- 「はじめにお読みください」
- 「FREETEL ご利用開始までの流れ」
なんかいっぱい入ってました。
裏ぶたが3色入っているので、好きな色を買ってから選べます。もしくは気分で変えられます。
液晶フィルターまで付いていて至れり尽くせりです。
本体裏に、microSDHCスロット、microSIM(miniUIM)スロット、「日本国内ではSIM1スロットをご利用ください」と書いてあるとおり、一番右のSIMスロットは使用できないようです。
SIMを刺したら電池パックを取り付けて、裏ぶたを取り付けます。
男の子なので黒にしましたが、手持ちのスマートフォンとかタブレットとかがすべて黒なので敢えて違う色にした方が良いかも知れません…(^-^;
(液晶フィルターは適当にやったら失敗したのでマイクロメイト塗っておきます。)
セットアップは15分程度
はじめての電源オンのときにはセットアップが必要です。
- 電源を付ける。
- 「Diginnos」のロゴ表示。
- 「Windows」のロゴ表示。
- 「ようこそ」(言語の設定):「日本語」→[次へ]
- 「それでは始めましょう」(国の設定):「日本」→[次へ]
- スマートフォンを再起動。
- 「Goodbye」と表示されて再起動。
- ロゴが出たのち、「おかえりなさい」:[次へ]
- 「ライセンス条項」:[同意する]
- 「日付と時刻」:「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」→[次へ]
- Wi-Fiに接続:WPSは使えないのでSSIDを選んでルーターの暗号キーを入力。ここではスキップでも良い。
- すぐに作業を開始:面倒なのでそのまま[推奨設定]
- 各種サービスを同期しましょう:Microsoftアカウントでサインインもしくは面倒だったら「後でサインインする」
- 「アプリ」:[次へ](1~2分ほどで完了)
- 「完了しました」:[完了]
- 「読み込み中…」→数秒でスタート画面表示
一応15分弱でスタート画面までたどり着きましたが、慣れないと20~30分くらいかかるかも知れません。
特に無線LAN(Wi-Fi)の設定が手動設定しかできないようなので、iPhone/iPadで慣れている人は良いとして、いつもAndroidとかゲーム機ではWPSやAOSSで設定している人はちょっと大変かも知れません。
使ってみた感じ
まずは持ってみた質感ですが、
まさにプラスティック!Σ(゚ロ゚)o゙
高級感は漂いません。
でも、これ、1万円弱のWindowsMobileスマートフォンって考えると凄いです。
しかも3色付きですから!
そして、あれこれ使っているとフリーズとか再起動がかかります。
たまに。わりかし。それなりに。ちょいちょい。
でも文字入力ももたつかないし、「思ったより動く!Σ(゚ロ゚)o゙」という印象が強いです。
あ、AndroidとかiPhoneしか使ったことが無くて、冒険心も無くて、Windowsが大好き!とかじゃないひとにはお勧めしません。
何せ、「近辺に使っている人がいない」というのは初級者の方にとっては一番の困難だと思うのです。
ツイッターアプリが黒い!
Twitterアプリを起動したところ、背景色が黒いです。
ブラウザ版とかAndroidアプリ版とかだと背景色が白なので、ちょっと「人と違う感」はありますが、透過の絵がもろネタバレだったり、何かちょっと違和感があります。
ツイッターアプリにそれっぽい設定は無かったのですが、「設定」→「パーソナル設定」→「色」を開いて、「モードを選ぶ」のところを「黒」から「白」にしたらツイッターアプリの背景色も白になりました。
スマートフォンそのものの色設定がアプリにも反映されるのは統一感があって良いですが、個別設定も欲しいですね…(^-^;
連携はOutlook.jpやOneDriveで
OneDriveを通して、WordモバイルやExcelモバイルが使えます。
この大きさで編集するのはちょっと厳しいですが、出先でちょっとした確認が出来るので便利です。
Googleアカウントも連携設定できるので、Androidで使用しているスケジュールやGMAIL、連絡先なんかを持ってこられます。
そして何だか再起動
とくに放置して使いたいときに再起動とかが多いです。
この辺はカバンの入れ方が悪くて電源ボタンが押されているのか、値段なりなのか不明なところです。
まとめ
ともあれ、メインのパソコンはWindows10なので、同じような操作性で使えたり、同じアプリが使えたりというのが強みになってくる…はずです。
値段も安いし、特にAndroidやiOSで使いたいアプリが無くて、サブに格安スマートフォンが欲しいって人には良いオモチャかも知れません…!Σ(゚ロ゚)o゙
では、この辺で。(^-^)o
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