キングジムPC「ポータブック」さわってみた

キングジムから発売の「PORTABOOK」(ポータブック)、キーボードが「がしゃこっ」ってなるギミック系のPCです。

文具で有名なキングジムから発売

「KING JIM」(キングジム)といえば「TEPRA」(テプラ)を思い浮かべる方も多いのでは無いでしょうか。

書いて消せる「boogie board」(ブギーボード)とか、

持ち歩けるテキストエディタ「pomera」(ポメラ)とかも商品を知っている方は多そうです。

そんなキングジムから初めて(?)Windows PCが発売。

折りたたみ式キーボード「サイドアーク キーボード」搭載の「PORTABOOK XMC10」です。

なんだか週アスさんが猛烈「推し」

とにかく週刊アスキーが(というか「編集長さんが」?)猛烈「推し」しています。

8インチノートPCくらいの大きさに、折りたたみのキーボードが付いていて、

  1. 蓋を開く
  2. キーボードが割られた状態で折りたたまれているので、90度回転する
  3. 「がしゃこっ!」
  4. 完成

キーボードは広げると「12インチPCと同様の打ちやすさ」とのことで、折りたたむときは真ん中から分かれてコンパクトに収納することができます。

この「ギミック感」は非常に良いですね。

「がしゃこっ!」ってやるだけで欲しくなりますΣ(゚ロ゚)o゙

ケータイもスライド式の「MITSUBISHI D903iTV(docomo)」ですし、PDA・スマホとしては「SHARP Zaurus MI-E1」、「MI-L1」とか、「SHARP W-ZERO3(Willcom)」とか、「SHARP em・one α(e-mobile)」とか、「SHARP 005SH(Softbank)」とか、スライドしてキーが出てくるのって、それだけでワクワクしますね!Σ(゚ロ゚)o゙

重なって収納しているのを引き出してくるBluetoothキーボード「TK-FBP049BK」も、出し入れするだけでワクワクします!Σ(゚ロ゚)o゙

さて、実際どんな感じか触って見る

店頭で触ることが出来たので、「ああ、あれがウワサの!Σ(゚ロ゚)o゙」と思って触ってみました。

キーボードを「がしゃこっ!」

キーボードは左右連動して動きます。

普通に手前を広げる感じで良さそうですが、押さえる場所とか、力を入れる方向とか、ちょっとコツが要りそうな気がします。

キーボードの左右を合体させた状態すると、キーボードとポインタ(光学式フィンガーマウス)とマウス操作用のボタンが有効になります。

キーボードがちゃんとした状態じゃないとどれも動きません。

画面はタッチ画面では無いので、しっかり組み立てた状態でないと、ほとんど何も出来ないです。

Windowsを搭載した「pomera」と考えると、こんな感じかなとは思います。

(でも、けっこうなお値段なんですよね…キーボード機構に注ぎすぎたのでは…?)

さて、キーボードの使い勝手

8インチの筐体(きょうたい)に比べて、キーボードは12インチノートくらいの大きさがあるので、とりあえずタッチタイプ(手元を見ないでの入力)が出来る感じではありました。

ファンクションキー([F1]~[F12])も小さいながらもちゃんと用意されているので、Windowsの操作にも不便は無いです。(そのまま押せば[F1]などになって、[Fn]キーと組み合わせることで機内モードやディスプレイオン/オフなどの機能になります)

しかし、このキーボード、個人的には何か「違和感」が…。(^-^;

まず、キートップが微妙に斜めになっていたりと、何だか「ちぐはぐ」な印象を受けました。何でしょう。パンタグラフが入っていないのかも?

そして、タイピングをしていても、何か違和感が。左右のキーピッチはしっかり取られているのに「上下がちょっと狭いから」かも知れません。ちょっと触っただけなので、違和感の正体は分かりませんでした。

キーボードのまわりの枠に指というか手のひらがぶつかってしまうのも気になりました。

コンパクトな収納としっかり大きなキーボードが「ウリ」なのだと思うので、もう少しどうにかならなかったのかなと思いつつも、キーボードの操作感は個人の「好み」の問題が大きいと思うので、多分、きっと、万人受けするのが、これだったんだと思うのが良いのかな。(^-^;

上にも書いたとおり、キーボードはしっかり広げた(組んだ)状態じゃないとキーが反応しません。「とりあえず畳んだまんまキーをいくつか押す」という使い方はできません。

指先で操作する光学式フィンガーマウス

「VAIO type P」とかで見たことがある「フィンガーマウス」が搭載されています。

これの上で指をすべらせると、その方向にマウスポインターが動きます。

これ、正直、そうとう使いづらいです。(※個人の感想です。)

慣れの問題なのかも知れませんが、少なくとも慣れてないと使いづらいです。

ボタンなどの上にマウスポインタを持って行こうとすると敏感すぎて行きすぎて、戻ろうとするとまた通り過ぎて…。マウス設定で移動量とかを調整した方が良さそうです。

そしてボタンの上でクリックしようと思って指をフィンガーマウスから離そうとすると、たいていズレます。

ズレないように指を離さなくても、ダブルクリックとかする際にズレてしまい、なかなか上手く操作ができませんでした。

補助的に画面タッチが使えれば何とか補間しあえると思うのですが、タッチ画面では無いので、フィンガーマウスの熟練度が大切な感じです。(もちろん外付けマウスを使えば良いのですが、それだったら「他の機種でいいんじゃ?」となりそうな気もします。)

この辺は人によるのかも知れないので、購入する前に触っておいた方が良いのでは無いでしょうか。

上にも書いたとおり、フィンガーマウスもキーボードをしっかり広げた(組んだ)状態じゃないと反応しません。「とりあえず畳んだまんま画面のボタンをクリックする」という使い方はできません。

左クリック、右クリック、中央ボタン

キーボードを広げると、手前の方に左クリックと右クリック、中央ボタンが用意されています。

フィンガーマウスは移動しか検知できないので、トラックパッドのように叩いてもクリックにはなりません。

そこで物理キーを組み合わせるのですが、片手でフィンガーマウスとクリックを操作するのはけっこう大変です。(慣れてないだけかも)

右手でフィンガーマウス、左手でクリックというのが安定しましたが、ホームポジションが崩れるのでキーボードへの復帰がやや面倒な感じでした。

そして、ご多分に漏れず、このボタンもキーボードをしっかり広げた(組んだ)状態じゃないと反応しません。

その他

2016年2月12日発売予定。

CPUはIntel Atom x7-Z8700(1.6GHz/4コア/4スレッド)、メモリ2GB、8インチTFT(1280×768)、eMMC32GB。OSはWindows 10 Home 64ビット。Microsoft Office 365。

外部端子もHDMI端子、VGA端子、SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/UHS-I対応)、ヘッドセット/ヘッドホン端子、USB2.0ポート×1が付いていて、ウェブカメラ(200万画素)、マイク搭載。

無線LANはIEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ)、Bluetooth4.0。

最低限の端子などは備えているけど、無線LANは2.4GHzのみ、USB3.0も無い感じなので、出先から戻っていて大量のデータをやり取りするなら、SDカード経由が一番速い感じになりそうです。(多分。)

Officeは「Microsoft Office 365 サービス」ということで、Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile、OneNoteがプレインストールされているようです。

最初の1年間は商用利用可能で、利用権が切れると使用はできるようですが、商用利用が出来なくなるようです。

PC向けフル版よりも機能が少ないので、下書きを作成するのには使えそうですが、仕事のファイルを編集して気付かない内に書式などが削られてしまうと辛そうです。

おもちゃとしてはお値段きびしい!

オープン価格となっていますが、実売予想価格は9万円程度とのこと。

キーボードの「がしゃこっ!」ってなるギミック感は良いのですが、趣味で購入するにはちょっと厳しい価格ですね(^-^;

(自分だったらこの半分で買えるWN1037LTEの方が欲しい、かな…)

そして、肝心のキーボードとポインタが…うーん。

タッチパネル非搭載…うーん。

Officeもフル版じゃない…うーん。

キーボードとかポインタとかタッチとか、操作のことだけ考えると11インチくらいの2in1ノートとかの方が良いと思う…でも、8インチノートと同等の大きさで持ち運べるメリットがある。

Officeとキーボードのことだけ考えると、iPadとiPad向けキーボードの組み合わせで良いと思う…Windowsだからこその業務アプリみたいなのも使えるかも知れない。

何か、代わりがありそうで、なさそうで。

ちゃんと目的と合っているか考えた上で使うには良い、のかな?

ちょっと触った程度だったので、お勧めできるとも、お勧めできないとも判断できない感じですが、キーボードまわりとか、自分が気になったところを書いてみました。

参考程度に。

詳しいスペックなど

上の方にも書いたとおり「週刊アスキー(というか宮野編集長)が激推し」している印象だったので、ちょっと週刊アスキーの記事を改めて探してみました。

「ポメラっぽい!」→「変態ギミックキーボード!」→「ガジェット好きならDNAレベルで興味!」→「面白いけど使い手を選ぶ」という感じになっています。

触ってみた人はだいたいこんな感想になりそうです。

XMC10の概要とかは「PC Watch」の「Hothotレビュー」が詳しかったです。

「スペックと外観」→「快適キー入力」→「ポインタ操作に難」→「画面の視野角とか」→「ベンチマーク比較」→「タブレット相当の仕様はともかく価格が…」という感じ。

「このキーボード、見たことがある」と話題

そういえば、「肝(キモ)」である、キーボードでちょっと話題が上がっているようです。

デザイナーの川崎和男氏が1989年にApple検討した「MindTop」というコンセプトモデル(?)に類似しているというもの。

比較写真を見ると確かに似ています。

同じような機構。キーボードが分かれて収納できる感じとかはそっくり。

「意匠登録」もしてあったようだけど、20年で切れるらしいので、意匠権は切れていて、「相談してくれても良かったんじゃ?」「著作権侵害では?」という話になっている、のかな?

「そもそも一般的なノートPCの『クラムシェル型』は全部『Grid Compass 1101』が元祖」とかいう話が見当たって、「液晶が開くラップトップ登場!」となってもあんまり話題にならなくて、いつの間にか一般的になってたとか何とか。(これは今回の件にからんでのものでは無くて、「奇抜なデザインの元祖」という点で「似てるなぁ」と思ったという話。)

そして昔聞いた「磁性体を塗ったディスケットを発売する前に、トラブルにならないように『レコードをスリーブに入れたまま演奏する特許』の使用許諾を得ておいた」という話を思い出しました。(IBMとドクター中松氏とフロッピーディスクの話なのですが、詳細はけっこう違うようです(^-^;)

もしもMindTopから着想を得たのだったら、事前に連絡くらいしてもバチは当たらなかったのかなとも思うけど、こういうのって難しいですね(^-^;

では、この辺で。(^-^)o

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