3D対応のIPS液晶モニタ「LG FLATRON D237IPS-PN」を購入してみました。
気になる3D対応液晶モニタ
前から気になっていた3D液晶モニタ。かと言って、3D映画をいっぱい見たいわけでも、3Dでゲームをしたいというわけでは無かったり。
でも、なんとなくDVDドライブも3D対応のDV3D-20FBSにしちゃったりとか、なんとなく3Dに魅力は感じていたのです。
現行の液晶モニタ(Acer AL1916W)の画面サイズは19インチ。解像度は1440×900。
作業中に「ちょっと狭いなぁ」と感じる事があって、マルチモニタにしようか悩んでいたりも。
かと言って、切実に困っているわけでも無い…。
そうこう悩みつつも早や数か月。ずっとモンモンしていたものの、池袋のヤマダ電機さんで在庫のみ現金特価13,800円で置いてあったので、ついつい衝動買いをしてしまいました。
今までのモニタは、2009年後半くらいに買った気がするけど、2万円は切っていなかった気がする。
なんというか、23インチの3D対応の液晶モニタが1万5千円切るとか、凄い時代です。
とりあえず、買うにあたって、パネルの方式とかを調べたりしていたので、ちょっと書いてみる。
液晶パネルの方式
昔はDSTN液晶かTFT液晶かなんて言ってたものの、液晶パネルといえばもうTFT一色らしいので、わざわざTFT液晶とか言わなくなって久しいですね。
最近、液晶モニタを選ぶ基準としてはVNパネルか、IPSパネルか、なんていうところがポイントのようです。
液晶の状態を変化させるために電圧をかける方式として、被膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を使うのがTFT液晶。
あとは、液晶をどう配置して、どっちに液晶を動かす事で光を透過させるのかが、TNとかVAとかIPS。
更には、バックライトとして蛍光管を使用する従来の方式と、LEDを使用する方式があり…。
最終的に映像を効果的に見せる光沢パネルや、映り込みを防ぐノングレア加工パネルなんかある、と。
選択肢が多いのはいいけど、何か色々ありすぎて、分かんなくなっちゃいますよね(笑)
とりあえず自分としては偏光パネルは「光沢パネル(グレア加工)」は候補から外れます。BD/DVD鑑賞がメインならば光沢パネルは綺麗なのですが、PC作業するには映り込みが厳しいです。ノングレアか、せいぜいハーフグレアにしたい。
バックライトは、「消費電力の少ないLED」というのが主流なようで。まあ、自分としてはあんまし考えないでいいや…。
というわけで、TN方式だのIPS方式だのの、特徴を簡単にまとめてみました。
TN方式 (Twisted Nematic) |
VA方式 (Vertical Alignment) |
IPS方式 (In-Plane Switching) |
|
コスト・値段 | 安い | IPSより安い | 高い |
消費電力 | 低い | IPSより低い | 高い |
画質 | 悪い | それなり? | 良い |
コントラスト | 高い、黒が得意 | 低い、白くなりやすい | |
色再現 | 低い | 黒が綺麗 | 高いが、黄色くなりやすい |
視野角 | 狭い、色変化大きい | 基本狭い、改善されている商品も多い | 広い、色変化少ない |
応答速度 | 立ち下がりは速いが、 中間調が極端に遅い |
立ち下がりは速いが、 中間調が極端に遅い |
遅いが、階調による差は少ない |
主な用途 | 安くあげたい | ゲーム、動画 | 静止画、絵描き |
方式による特徴は一長一短あって、どれが一番かは用途によって変わってくる感じです。
弱い部分もオーバードライブ機能とか、各社の工夫によって発色数や視野角、応答速度なんかは改善されている商品があるようなので、傾向として掴んでおく程度にしておいた方が良いかも知れません。
応答速度も、カタログ値ではTNとVAが速い事にはなっていますが、中間調の応答速度が極端に低くて、中間調の色が混ざった残像が残ってしまうものがあるとか何とか。
この辺も自分の目で見てみないと何とも言えなさそうです。
何はともあれ買ってみた。
冒頭にも書いたとおり、ヤマダ電機さんで「在庫限り残り2台!」って感じで「LG Electronics 23インチ LED-IPS液晶 Cinema3Dモニター D237IPS-PN」が13,800円で売っていたので衝動買い。
「3D液晶モニタが欲しいなぁ」とはずっと思っていたので、値段で背中を押されきった感じです。
…いや、3D抜きで、普通に23インチのIPS液晶モニタとして考えても安いよね?
スペックとしては、以下の通り。(ついでに、自分の比較用に現行のAL1916Wも並べてみる。)
LG D237IPS-PN | acer AL1916W | |
画面サイズ | 23 インチ ワイド | 19 インチ ワイド |
パネル・タイプ | IPS | ? |
縦横比 | 16:9 | 16:10 |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
1440×900@75Hz |
コントラスト比 | 1,000:1 (DFCオン時 5,000,000:1) |
700:1 |
輝度 | 250 cd/m² | 300 cd/m² |
応答時間(ms) | 14ms(G to G) | 5 ms |
視野角(水平(左右)/垂直(上下)) | 2D時:178°/178° 3D時:130°/12° |
150°/135° |
表示色 | 約1,670万色 | ? |
画素ピッチ | 0.265mm | 0.285mm |
表面処理 | ハーフグレア | ノングレア |
入力端子 | D-Sub、DVI-D(HDCP対応)、HDMI | D-Sub、DVI-D |
ヘッドホン端子 | 有 | - |
電源タイプ | 内蔵電源 | 内蔵電源 |
通常動作時 | 41W | 42W以下 |
省電力/スリープ時 | 1W以下 | 1W以下 |
電源OFF時 | - | 1W以下 |
チルト | 前(下):5°、後(上):18° | 前(下):?°、後(上):?° |
VESAマウント | 対応 | 対応 |
寸法 | 556.2mm×412.7mm×174.8mm (スタンドセット時) |
447.27mm×382.38mm×184.6mm (スタンドセット時) |
重量 | 4.9kg | 5.2kg |
付属品 | 電源ケーブル、VGAケーブル、DVI-Dケーブル、偏光式3Dグラス(標準タイプ×1、クリップオンタイプ×1)、ユーティリティーディスク(TriDef3D) | 電源ケーブル、VGAケーブル、CD(ユーザーマニュアル、スタートガイド) |
保証期間 | 購入後3年間(バックライト含む) | 購入後3年間 |
発売日 | 2011年10月下旬 | 2006年1月6日 |
ゲーム向けのモニタだと 応答速度2~5msというカタログ値の物が増えている中、14msというのにはちょっと躊躇(ちゅうちょ)しましたが、激しい動きのゲームは多分しない…PS3でスト4とかしたいけど、きっと大丈夫!
「偏光式3D対応モニタは2D表示にした時に偏光パネルの所為で画質が落ちる」という情報があったものの、他のLG電子のIPS液晶モニタと見比べた限りでは差は感じられませんでした。
どうしても今まで使っていたAL1916Wとの比較になってしまうので、褒めすぎそうな予感もしますが、使用感等を…。
と思ったけど、長くなったので続く。
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