LG電子のLED-IPS液晶、3D立体視に対応した「FLATRON D237IPS-PN」を購入してみました。
とりあえず気付いたことをツラツラテレテレと書いてみます。
視野角の広いIPS方式
PC作業は真正面から見るのが基本なわけで、PC用モニタとして考えると視野角はそんなに優先する必要は無いかも知れません。
とは言え、今までのディスプレイだと寝っころがって見上げる感じで見ると画面が暗くなって見えづらかったものの、そのくらいじゃ全然綺麗に見えます。この辺はさすがIPSというところ。
BD/DVD鑑賞するような用途を考えると、部屋をうろうろしたり、何人かで一緒に見る時なんかは水平方向の視野角が広いのは良いかも。
とにかく特徴である3D機能
「サイドバイサイド方式」「トップアンドボトム方式」「インターレース方式」の3D映像方式に対応、との事。
HDMIケーブルで接続している場合、プレイヤー側で3Dの映像を送ってくると自動的に切り替わるようです。
とりあえず、買ったまま使っていなかったHDMIケーブルを開封して繋げてみました。
PCのグラボは550Ti。
3Dコンテンツは、YouTubeに「3D立体視 映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』予告編」というのがあったので、これを見てみる。
付属のクリップオンタイプの偏光グラスを メガネに付けて、YouTubeのプレイヤーの「3D」をクリックして3D表示モードを「インターリーブ」にして再生。
「ん?なんか変だぞ?」
なんか異常に酔いそうな感覚に。
でも店頭で色々いじって遊んでたから知ってる、きっとこれは「左右逆」の状態な気がする。
YouTubeの3Dメニューから「左右入れ替え」を選んでみたところ、今度はちゃんと立体で見えました。
シャッター式じゃ無いのに3Dに見えるのが何となく不思議。すげーな3D!
ところでHDMIケーブルは、Amazonの購入履歴で確認したらHDMI 1.4ケーブルでした。そもそも何のために買ってたのか分からなかったけど、ちゃんと1.4対応のを買ってたようで良かった。
PS3では、「スーパーストリートライターIV」が3D視聴出来るかなー?」とか期待したものの、出来ないみたいでした…残念。
仕方がないので手っ取り早く、「ソニック・ジェネレーション」の無料試用版をダウンロード。
しっかり3Dになりましたが…動きが速くなると画面の残像感が酷くてゲームにならず。
3Dオフにするとマシになるのですが…この辺は「応答速度が14ms」とそもそも遅いのが原因かも知れません。
偏光式の3Dメガネが付属
付属品として普通のメガネ型のものと、眼鏡に留めて使うクリップオンタイプのものが付属しています。偏光式で比較的安価とは言え、最初から付属しているのは嬉しいですね。
ちなみに、ワーナー・マイカル・シネマズで「スパイキッズ 4D」を見た時に買ったRealDのクリップオン式の3Dメガネと、子供用の3Dメガネが両方使えました。
LGの偏光方式もRealDの偏光方式も、どっちも円偏光方式で左右も同じだったようです。100~300円で購入出来るので、なんかのついでに買い足しておこうかな…。
なんだかんだ言って一番使う時間が長い2D画面
「偏光式の3D液晶モニタは、偏光フィルタにより通常画面も見づらい」と、どこから情報を仕入れた事があります。
個人的な印象としては特別画像が悪いという感じでは無いです。
そう思いながら真っ白な画面の時とかによーく見ると、画素の垂直方向に隙間があるのかなー?とか、感じる事もありますが気のせいな気も。
店頭でLG社の3D対応じゃないIPS液晶モニタを見比べたものの、僕では違いは分かりませんでした。
応答速度とかも、ウェブブラウジングとかくらいでは関係無いですが、DVDとかを見ていると激しい動きの時に残像が激しい気はします。
ところで、手動で3Dモードに設定すると「3Dカラーエフェクト」という項目が自動で「オン」になります。画面が荒くなり、解像度が落ちたような感じになります。
この状態で、3Dモードをオフに直しても、3Dカラーエフェクトはオンになったままなので、文字とかが潰れた状態になってしまいます。店頭でこの状態を見たら「3Dモニタダメじゃん」って見えるかも。
ディスプレイ本体の「メニュー」ボタンを押し、「メニュー」→「3Dカラーエフェクト」と選んでいって、「オフ」にしてあげれば元に戻ります。
接続方法
HDMI端子は1つ。PCの他にゲーム機とかプレイヤー/レコーダーを繋げる人にはちょっと足りないかも。
DVI-D×1と、D-Sub(15ピン)×1も付いているので、とりあえず古いPCでも接続には困らなさそう。
3D対応はHDMIのみ。ケーブルもハイスピード対応か、1.4以上対応のHDMIケーブルが必要です。
ちなみにVGAケーブルとDVI-Dケーブルは1本ずつ付属しています。
HDMIケーブルは、1.1以降ハード的にはほとんど差が無いため、規格上未使用だったピンがちゃんと結線されていたり、高速通信にも耐えられる品質ならば1.4対応と銘打っていなくても使用出来る場合があるようです。
2D映像が3DになるTriDef 3D
今のところインストールしていないのと、今後もインストールする予定が無いので評価できず。
3D立体視に対応していないゲームとかが3D立体視出来るようになるとの事なので、面白そうではある。けど、3Dゲームは苦手なのでした。
ゲームだけじゃなくて、写真とか動画も3D化出来るみたいなので面白そうではある。
とりあえず満足
解像度も今までの1440×900から1920×1080に増えたので、「IEを2枚左右に並べて調べもの」とかがやり易くなりました。
WindowsXPの頃はPC使用であんまし画面が広くなると視点移動が増えて使いづらくなる印象があったのですが、Windows7だと左右へのスナップとかが出来るので画面が便利に使えます。
今まで使っていたAL1916W(19インチ/1440×900)はサブPCに繋ぐことにしたのですが、内蔵グラフィックスなため、ちょっとフル画面でゲームとかをすると動きが遅くなった気がします。まあ、贅沢な悩みか。
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