アプリのインストールをした事によりトラブルが発生した場合、メーカー保証の対象外になる場合があります。
当記事も完全な動作等を保証するものではありませんので予め了承ください。
Panasonicのビエラ・ポータブルワンセグテレビME970は防水(IPX6/IPX7相当)でお風呂でも使えるポータブルテレビです。
SDカードに保存している動画(H.264(Baseline)、MPEG-4(Simple)、WMV)や音楽(AAC/WMA/MP3)を聞くことも出来る他、Webブラウザも搭載しているのでお風呂でのんびり調べものなんかも出来ます。
SV-ME970|ビエラ・ワンセグ|Panasonic
さてこのME970、OSとして組込み型(?)のAndroid2.1(update1)が搭載されており、ちょこちょこアップデートされて機能追加されたりするのが最大のメリットです。見えないところではありますが、メーカーとしても開発コストが抑えられてると思われます。
水濡れ前提のためタッチパネルは感圧式なのでAndroidのスマートフォンと操作感としては若干違和感がありますが、手順や使い方は慣れ親しんだ感じで使えるので良いです。
せっかくAndroidが組み込んであるものの、あくまでもベースとして組み込んであるため、Androidマーケットには非対応で基本的にアプリを追加する事が出来ないのは個人的に非常に残念です。
Webブラウジングしていても、標準のソフトウェアキーボードにはカーソルキー([←][→])が無いので、ちょっとURL打ち間違えた時とか、日本語変換する時になって脱字があるのに気付いたりする時も面倒…。
と思っていたら、「005SHで色々IME使ってみた(4) nicoWnnG IME」で取り上げた「nicoWnnG IME」は、作者のホームページでAPKファイルが配布されていました。
実はこのME970、Androidマーケットには対応していないものの、インターネットから直接APKファイルをダウンロードしてアプリをインストールする事が出来るのです。
手順は次の通り。
- ME970で、「nicoWnnG IME – GORRY’s website」へアクセス。
- 「ダウンロード」をタップ(タッチ)するか、少し下の方へスクロールしたところにある、「nicoWnnG.apk Android実機インストール用APKファイル」をタップ。
- ダウンロード履歴画面になり、ダウンロード開始。
- 「nicoWnnG-1.apk GORRY.hauN.org ダウンロードが終了しました。」と表示されたら、その行をタップ。
- 「このアプリケーションをインストールしますか?」と表示されるので、「アプリケーションに許可する権限」等を確認した上で、[インストール]をタップ。
- インストール画面で30秒ほど待てば、「インストールが完了しました。」と表示されて完了です。
[完了]をタップすれば画面が閉じます。使い方等を確認したい場合には[開く]をタップします。この説明画面は、アプリ一覧から「nicoWnnG IME」をタップした時に表示されるものと同じものです。 - (インストールは出来ましたが、まだIMEが有効になっていないので、選択出来るようにします。)
ホームボタンをタップして、ホーム画面に戻り、[設定]をタップします。 - 「取扱説明書のコピーとその他の設定」をタップします。
- 「キーボード設定」をタップします。
- インストールされているIMEの一覧が表示されるので、「nicoWnnG IME」の行をタップして、右側にチェックを付けます。(既にチェックが付いていれば、タップする必要はありません。)
- 二行目のチェックが付いていない方の「nicoWnnG IME」をタップすると、設定画面に入ります。
- (チェックを付ける事で選択出来るようにはなりましたが、まだ標準のキーボードが選択中になっていますので、切り替えます。)
文字を入力する画面を表示します。(「ブラウザ」を起動するのが手軽でしょう。) - 文字を入力する項目(テキストボックス)をロングタッチ(長押し)して、「テキストを編集」メニューを表示させる。
- 「入力方法」をタップすると、選択出来る(設定画面でチェックを付けた)IMEの一覧が出てくるので、「nicoWnn IME」をタップ。
- キーボードの形が変更されます。
書き出してみると手順数はちょっと多かったけど、基本的にはどんどんタップしていくだけなのでそんなに難しくは無いはず。
「nicoWnnG IME」の特徴としては、
- [←][→]キーがある。
- 横画面の時にフルスクリーンにするかどうか選べる。(標準のはフルスクリーンにしか出来ないので、今どのテキストボックスにフォーカスが当たっているのか分かりづらい。)
- QWERTYが4段で、数字キーもある。(「nicoWnn」と「nicoWnnG」の最大の違いっぽい?)
- QWERTYキーボードの時、碁盤の目状に縦横にキーを配置する「直行型」と、パソコンのキーボードのように斜めにキーを配置する「斜交型」が選べる。
- (自分には関係無いけど、)JISかな配列と、五十音かな配列が選べる。
- キーを小さくしてコンパクトにしたり、大きくして打ちやすく出来る。
QWERTYキーボードに数字キーと記号キーがあるので、キーが若干小さ目なのは好みが分かれるかも知れないけど、URLを入力する時に文字種を切り替えなくて良いのは便利です。
機会があったら、他のIMEも試してみたいと思っています。
—追記—
フルキーボードが、標準のAndroidキーボードよりも使い易いと思って導入したものの、ソフトウェアキーボードのフルキーボードはどうしてもキー1つ1つが小さく、感圧式タッチパネルを指で正確に押すのは結構大変。
フリック入力にするには、
- nico WnnG IMEの設定画面に入り、「詳細なキーボード設定」を選ぶ。
- 「かな文字を12キーで入力する」にチェックを入れる。(好みによって「英数字を12キーで入力する」にもチェックを入れる。)
- 「12キー配列の設定」→「12キー入力方式」で、「トグル入力」を選ぶ。
- 「フリックモード」→「フリック有効」を選ぶ。(好みによって「フリック・タッチとも有効」)
こんな感じでOK。
フルキーボードで入力するよりも打ちやすいと思う。
「どう押してもいつも一個上のボタンを押しちゃう!」とか言う人は、トップメニューから「設定」→「画面設定」→「タッチパネル調整」で、タッチ位置を調整しておくと良いかも知れません。
コメント