プリンタ「Epson EP-802A」は無線LAN内蔵のため、家中どのPCからも印刷が出来る状態になっています。
通常はこれで困らないものの、単純に入れられるかな?という好奇心から、WindowsHomeServerであるH340に、Epson EP-802Aのプリンタドライバを入れてみました。
今回は、DHCP環境でIPアドレスが変わっても追従してくれるという「EpsonNet Print」と、EP-802Aで印刷するための「プリンタドライバ」をダウンロード・インストールしていきます。
手順としては、
- クライアント側のPCで、EPSONのサイトを開き、「ダウンロード」→「インクジェット複合機 ドライバー・ソフトウェア」→「EP-802A」と辿って行き、EP-802Aドライバー・ソフトウェアのページを開きます。
(WHS上だと、IEに色々とセキュリティーを保つための規制が掛かっているため面倒です。規制解除するのもお勧め出来ないため、ダウンロードはクライアント側で行いましょう。) - WindowsXPとかVistaとか7は、どれを選んでもファイルは同じもののようですが、今回は「対応OSを選ぶ」から「Windows XP」をクリックしてみました。(XP用の一覧までスクロールするだけなので、押さなくてもOKです)
- ドライバー「プリンタードライバー」をダウンロードして保存。
保存場所は、WHSからも参照しやすいように、「サーバーの共有フォルダ」内がお勧め。今回は分かり易いように「ソフトウェア」フォルダに保存しました。 - 印刷ユーティリティー「EpsonNet Print」をダウンロードして同じところに保存。
- 「リモートデスクトップ接続」でサーバーに接続。
- まずはプリンタードライバー(ep802af660.exe)を実行。[解凍]、[はい]、[同意する]といった感じでインストールを進めて行きます。
- 途中でソフトウェア(ドライバー)が検証されていない旨のメッセージが表示されます。内容を読んで、リスクがある事を承知の上でインストールするには[続行]をクリックします。
- プリンタを検索しますが、USB等で直接接続していない場合には見つかりませんので[手動設定]を押します。
- ポートはまだ作成していませんので、適当なものを選びます。一番上の「LPT1:」とかで良いでしょう。
- 今度は検証されていないハードウェアという事で警告が出ます。インストールを続けるには[続行]をクリックします。
- インストール出来た旨のメッセージが表示されて、プリンタードライバーのインストールは完了です。
- 次にプリンタポートを設定するためにEpsonNet Print(enpv???.EXE)を実行。[解凍]、[次へ]、[同意する]といった感じでインストールを進めて行きます。
- 完了したら、「スタートメニュー」から「プリンタと FAX」を選びます。
- インストールしたプリンター「EPSON EP-802A」で右クリック、「プロパティ」を選びます。
- 「ポート」タブを開き、[ポートの追加]をクリックします。
- 「EpsonNet Print Port」を選んで、[新しいポート(P)…]をクリックします。
- 「EpsonNet Print ポートの追加ウィザード」ウィンドウが開くので、表示されているネットワーク上のEP-802Aを選んで、[次へ(N) >]をクリックします。
- ポートタイプ選択が「IPアドレス(自動)」になっているのを確認して[完了]をクリック。
自動の場合には「名前」でプリンタを探すので、DHCPで起動の度にIPアドレスが変わっても自動追従してくれます。
DHCP環境で無いなら「IPアドレス(固定)」にしても良いでしょう。 - プリンタポートのウィンドウに戻ってくるので、[閉じる]をクリック。
- ポートにたった今作った「EPF99999:EP-802A」(赤字はプリンタ名なので、設定によって変わります)が選択されているので、そのまま[適用]をクリックしてから[閉じる]をクリック。
(適用は押さなくて良いのですが、習慣付けておくと良いでしょう) - これでプリント出来るようになりました。
「プリンタと FAX」からEP-802Aを右クリック、「共有」を選んで「共有する」に設定すれば、プリントサーバーにもなります。もっとも、EP-802Aは無線LANでどのPCからでもアクセスできるので意味が無いですが…。
とりあえず、XP用のドライバーでプリンターが動いて、共有設定が出来るのは確認できたので、ネットワーク機能を持っていないプリンタしか持っていない人も、WHSをプリントサーバーとして使っていけそうです。
ユーティリティー「EPSONプリンタウィンドウ!3(ネットワークモジュール)」をインストールすると、インクの量等も表示されるようになるのも確認出来ました。
同じページからダウンロード出来るので、WHSから印刷をちょくちょくする人は入れておくと良いでしょう。
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