それは一通のメールから…。
Hello, poporon!
英語のメールが届くと、つい…「また(スパム)かー?」と思ってしまうのですが、タイトルに「WordPress 4.4」がどうたらと書いてますので、ちゃんと読んでみます。
(意訳です) おはよう、ぽぽろん! WordPress4.4は12月8日にリリースされるけど、君のプラグインは準備が出来ているかい? 互換性の確認からreadmeにテスト済のバージョンを書くまでに少し時間がかかるから。この情報を役立てて欲しい。 君のプラグインのテスト状況はこんな感じだ。 ・pz-hatenablogcard(4.3.1までテスト済) |
この下にも、ベータテスト版の案内とかが書かれていました。
まとめると、
- WordPress(以下、WP)4.4がリリースされるらしい
- WP4.3.1対応のプラグインがWP4.4に対応しているか確認するには時間がかかると思うから、リリースされてからじゃなくて、事前にしておいた方がすぐに対応できる。
- WP4.4に慣れてもらう・テストしてもらうために、WP4.4ベータ版ダウンロードの案内。
- WP-APIを使用しているプラグインはV1.2.4以降を使用する必要がある。
こんな感じの案内は無かったので、WP4.3.x→WP4.4は「それなり」のバージョンアップのようです。
ちなみに駆け出しのプラグイン作成者なので、「WP-API」が「どこ」のことを言っているのかよく分かっていないのですが、おそらく先行で公開されている「WP-API」(REST APIとかいうやつ?)プラグインをインストールしている人向けの情報、ということでいいんでしょうか?(^-^;
そうなら、意識しなくていいような気がするのだけど…(^-^;
テストサイトに WordPress 4.4 Beta1 をインストールしてみた
さすがに(?)、まだあまり情報というか、ブログとかでも取り上げている方がいなくて、「WP4.4のテストしておこうね♪」ってなってても、何からどうして良いやら…!Σ(゚ロ゚)o゙
一番具体的に書かれている記事が「ぴんくいろにっき」さんの「WORDPRESS 4.4に備えよ! ~WORDPRESS4.4の新機能~」。
「ぴんくいろにっき」管理者の「hinaloe」さんは「WordPress.org フォーラム」でよくお見かけする方です。
上の記事から、ベータ1のお知らせへのリンクがあったので、ここからベータ版のダウンロードへのリンクをたどっていきます。
あくまでもベータ版(テスト版)なので、正式リリースまでには内容が変更される可能性もあり、不具合も残っている場合があります。
通常公開しているWordPressに上書きすると、動かなくなる可能性があるので、自力で戻せる自信の無い方はベータ版はインストールしないようにしましょう。
(もしも「ここを見てインストールしたけど、動かなくなった」とコメントをいただいても、当サイトでも解決策は提示できません。もちろん、一緒に謎解きするのは歓迎なのです。)
自分のプラグインがちゃんと動くかは自分でやってみないと分からないので、「とりあえずやってみよう」と思い、テストサイトにインストール。
テストサイトは「プラグイン開発・修正用」の他に、フォーラムとか当サイトで質問があったときにプラグインとかテーマを入れたり無茶な使い方ができる「適用テスト用」の環境を用意しているので、今回は後者の適用テスト用をWP4.4にしてみます。
「wordpress-4.4-beta1.zip」をダウンロードしたあと、アップロード。サーバー側で展開して、WordPressディレクトリの中身を全部上書きコピーしました。
「更新」がきていて、「ナイトリービルド」(開発版の最新版。)に更新できるようなので「今すぐ更新」を押して更新。
バージョンは「4.4-beta4-35724」になりました。
WP4.4向けテーマの「Twenty Sixteen」(2016)も、ちょいちょい更新が入っているようです。
とりあえず動作確認
「WordPress 4.4 β4」+「Tweny Sixteen」の組み合わせて、「Pz-LinkCard ver1.6.3」の動作確認です。
テストサイトなので、当サイトは「外部リンク」になります。
表示は問題なし。ソーシャルカウントも取得できているようです。
「設定」→「Pz カード設定」から入る設定画面も問題なさそう。変更した書式も反映されました。
(赤帯のメッセージは「ツイート数が取得できなくなったお知らせ」です。)
「ツール」→「Pz カード管理」から入るキャッシュ管理画面も問題なさそうです。
内部リンクはget_post()による記事取得くらいなので、特に問題なし。
表示中の記事のタイトルを取得する wp_title() 関数が「今後、非推奨にしていく」ということなので、他にも影響があるかと思ったのですが、このプラグインで使っている関数には影響なさそうです。
外部リンクもwp_remote_get()と、cURLとか、WebAPI利用による画像取得のポリシーとかが変わったらどうしようとか思っていたのですが、その辺りも大丈夫なようです。
競合?強豪?カード形式リンク
WP4.4で搭載される予定の機能の中に、「カード形式でリンクを表示する機能」があるようです。
「まよねーずブログ」さんでは、敢えてWP4.4β1で運用していて、この機能も「WordPress 4.4 で記事が埋め込めるようになるっぽい」の記事内で使用しているようです。
(と、思い返すと、上の「ぴんくいろにっき」さんのところでも使わる気がします。)
「oEmbed-API」というのを使うようですが、「プラグインディレクトリ」の「ベータ版」から現在無くなっているようです。
おそらくは「Pz-LinkCard」のような「どこのサイトでもURLを書けば、そこのリンク先をカード形式にする」という機能では無くて、oEmbed-APIそのものは「自分のサイトにカード表示させるためのエンドポイントを設置する」もので、記事中にURLを書くことで、リンク先のエンドポイントが設定されていたらカード表示される機能なのかなぁ?と思ったのですが、どうなんでしょうか(^-^;
リンク先が「WordPress」だったら「WordPress」なりのカード、「はてなブログ」だったら「はてなブログ」なりのカード、oEmbedに対応してないサイトだったらリンクが設定されていないURLがそのまま表示される感じ、なのかなぁ?(^-^;
上の記事を読んでみると、「内部リンクのURL」がカード形式になると書いてあるので、とりあえず内部リンクを書いてみます。
リンク設定をしない状態で内部リンクのURLを書くと、
なるほど、カード形式になりました。
これはYouTubeのアドレスを書いたときと同じような挙動ですね。(同じ仕組みなのでそれはそうなんですが。)
「ぽぽづれ。」への外部リンクは無反応でした。
「内部リンクだけなのかな」と思いましたが、ちゃんとoEmbed対応しているサイトのURLだと、自動判断してカード表示されました。
アイキャッチの有無によって大きさ(高さ)が変わってしまうのが配置しづらいと考えるか、アイキャッチがあったらしっかり表示してくれるのが嬉しいと考えるか。
さて、この、oEmbedという機能で表示したカード、iframe(インラインフレーム)で表示されるようです。
つまり「はてなブログカード」と同じで、リンク先で「どこから飛んできたか」が分からないかも知れません。
(リンク先から見るとリファラが自サイトになる?)
そして、リンク設定しないURLを直書きなので、ピンバックは飛ばない気がします。(Pz-LinkCardもピンバックは飛びません。)
「リンク元サイトがリファラに入って欲しい」かどうか、「ピンバックが飛んで欲しい」かどうかはサイト運営者によるので、メリットともデメリットとも言えませんが、とりあえず、そんな感じかも知れません。
ところで、カードを作成する情報を取得するために相手サイトへアクセスが発生します。
表示するたびにアクセスをするのかというと、WordPressのoEmbedは取得したデータをしばらくキャッシュするはずなので、そんなに負担をかけあったりはしないと思います。
とりとめなく
いつもどおりとりとめない感じですが(^-^;
とりあえず、WP4.4で「Pz-LinkCard」が動かない!ってことにはならなさそうなので、一安心です。
(「Pz-HatenaBlogCard」もテストしておきますが、あっちはもっと単純なつくりなので大丈夫だと思います。)
WP4.4でリンクをカードにする機能が付くと聞いたので、「Pz-LinkCardつくらなくて良かったジャーン!Σ(゚ロ゚)o゙」と一瞬思いましたが、今のところ自分ではこちらの方が「やりたかった事」に近いので、マイペースで更新していこうと思います。
では、今回はこの辺で。(^-^)o
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