Windows Home Server搭載の、acer easyStore H340-S4があり、各PCのバックアップを随時取っている。
基本的には毎日勝手にバックアップを取ってくれているので、普通にPCを使っていれば、いざPCが壊れても昨日の状態に戻す事が出来る。通常では数か月前のバックアップもあるので、少し前からファイルが壊れていても、その前に戻る事が出来る。
リカバリー手順をメモって無かったなぁと思って、本気で困った時に焦らなくて良いように書いておこうと思います。
今回のターゲットは、Windows 7にしたばかりのAOD250です。では早速手順を。
- PC本体(AOD250)にCD/DVDドライブを接続。
- PC本体の電源ON。
- 起動してacerロゴが表示されている間に[F12]を押す。「Entering boot device selection menu…」と表示されたら成功、しばらく待つ。
- 「Boot Manager」というシンプルが画面が表示されます。
- CD/DVDドライブにH340付属の「PC Recovery Disc」をセット。
- メニューから「CDROM:」と書かれている行を[↑][↓]で選んで[Enter]。
- 「Press any key to boot from CD or DVD…」と表示されている間に、[Enter]か何かキーを押す。(数秒しか表示されないので注意)
- PCの搭載メモリを聞かれるので、通常は下の「RAM >= 512M(メモリが512MB以上)」を選んで、[Enter]。
- 「復元CDを初期化しています…」というウィンドウが出るので、しばらく待ちます。(2~3分程度)
- 「ハードウェアの検索」というウィンドウが出て、最初は地域と言語の設定なので、「日本語」のまま[続行]クリック。
- 標準でデバイスドライバーが用意されていないハードウェアはデバイスドライバーを読み込む様に促されます。AOD250の場合、有線LANカードはドライバーを用意しておく必要があります。(SATAドライバも聞かれますが、無くても大丈夫そうです。)
- [詳細を表示する(D)…]をクリック。
- [ドライバのインストール(D)…]をクリック。
- 必要なデバイスドライバーのファイルを入れたUSBメモリを接続して、[スキャン]をクリック。
- しばらくすると「使用しているハードウェアのドライバが見つかりました」と表示されるので、[OK(O)]クリック。
- [続行(C)]クリック。
- 「復元ウィザード」というウィンドウが表示され、復元(リカバリー/リストア)が開始されます。[次へ(N) >]をクリック。
- 「Windows Home Server のパスワードを入力します(P):」という欄に、WHS接続用のパスワードを入力して、[次へ(N) >]クリック。
- 「復元するコンピュータの設定」というウィンドウに、「復元するコンピュータを選択してください。」と選択肢が表示されますので、戻すコンピュータを選んで、[次へ(N) >]をクリック。
(こういう時のためにも、コンピュータ名は分かり易い名前を付けておくと良いでしょう。「名前-NOTE」とか「名前-UMPC」とか。 - そのコンピュータのバックアップされている履歴が表示されるので、戻したい時点を選んで、[次へ(N) >]をクリック。通常は一番上(最新)で良いでしょう。
- 「ウィザードでコンピューターを完全に復元する(推奨)」と「復元するボリュームを選択する(上級)」と選択肢が出てくるので、通常は上のまま[次へ(N) >]クリック。
一部のドライブだけ戻したい時等は下の選択肢を選びます。 - 最終確認で、どういう風にデータが戻されるか表示されます。次の画面に進むと、PC本体は一旦すべて削除されてしまうので、残したいデータは無かったか等、しっかり確認が出来たら、[次へ(N) >]をクリックします。
- 復元が開始されるので、しばらく待ちましょう。どの程度のファイル容量かによって時間が変わりますが、データがほとんど無くて40分~90分という感じ。
- 「復元が正常に完了しました」と表示されて[完了]を押すと再起動されます。
LANのデバイスドライバーが標準で用意されていない場合、USBメモリに展開したファイルを入れておかないと行けないのがちょっとネックですが、手順そのものはウィザード方式で次へ、次へとしていけば完了します。
今回の実験(?)で分かったのですが、Windows 7をインストールした状態に、Windows XPの頃の状態を書き戻しても、マスターブートレコード(MBR)が戻らないらしく、XPでは起動しなくなっていました。
単体で売っているバックアップソフトなら、その辺もまるごとバックアップ出来るので、セットアップ直後とかを取っておくのはそういうのを組み合わせるのが良さそうです。
ちなみに、AOD250のLANドライバーは、acerのホームページから、「サポート」→「ドライバーダウンロード」と選んで行き、「ネットブック」→「Aspire One」→「全型番を表示する」→「AOD250」と選んでいき、「OS:Windows XP Professional x32」を選びます。
一覧をスクロールさせていくと「LAN|Athros|LAN ドライバー|1.0.0.34」といった物があるので、ダウンロードします。
zip形式で圧縮されているので何とか解凍して、出来上がったフォルダなりファイルなりをそのままUSBメモリのルート(何かのフォルダの中では無くて、開いてすぐのところ)にコピーします。これで、ドライバーUSBの出来上がり。
今、USBメモリも安いので、自分の持っているPCのLANのデバイスドライバーを全部入れたUSBメモリを作っておいて、リカバリーCDと一緒に保管しておくと良さそうですね。
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