[WinVista]HP Pavilion dv6500、とりあえず起動できた

Windows Vista
この記事は約6分で読めます。

更新が完了しないまま再起動が永遠ループするということでパソコンを預かりました。

前回の続き

電源を入れても

 

更新プログラムを構成しています: ステージ 3 / 3 – 0% 完了。
コンピュータの電源を切らないでください。

 

と表示されたまま起動せず再起動を繰り返す「HP Pavilion Notebook PC dv6500 ウィンターモデル(RL675AV)」をお預かりしました。

スタートアップの修復や、システムの復元も失敗してしまい、「リカバリー(工場出荷時に戻す)」をするしか無いかなぁ、という感じ。

とりあえずHDDを自分のPCに繋げて、データをUSBメモリに吸い出すところまでやったのでした。

リカバリー用メディアを探してもらった

まずはUSBメモリを渡して、必要なデータが全部揃っていて、「PCリカバリー(工場出荷時へリセット)」して良いかを確認してもらいつつも、PCリカバリー用のDVDが無いかを確認して貰いました。

付属DVDっぽいものを一通り持ってきて貰ったものの、「Windows Vista インストールDVD」は添付されていないようです。

インストールDVDっぽいのは「Office 2007」ぐらいでした(^-^;

データが全部吸えているかどうかの確認はもう少し時間がかかりそうなので、PCリカバリーしないで、もうちょっとあがきたい感じです。

ふたたび、電源オン

さて、もう一度電源オン。

電源ON時のロゴが出ている画面(POST画面)が一瞬しか出ないので、のんびり読んでボタンが押せません。

ちらっと「<F1>to …」とか見えたから、[F1]とかでBIOS設定メニューとかに入れるのかな、と思ったものの[F1]だとシステム情報が見えるだけ…まずはPOST画面を何とか読んでみます。

Press<ESC>to enable startup message,<F1>to enter System information,<F9>to change boot device order
Press<F2>to startup check,<F10>to enter SETUP,<F11>to System Recovery

BIOS設定画面は[F10]で、DVD等から起動するブート選択は[F9]でした。

[F11]に「システム リカバリー」というメニューがあったので、今回はこれを選んでみます。

システム リカバリーを選んでみた

「Windows is loading files…」という表示が出たあと、いつもの起動時に出るプログレスバー(進行状況バー)が表示されたあと、「hp(ヒューレットパッカード)」のロゴが表示されている「Recovery Manager」という画面が表示されました。

RecoveryManagerへようこそ

ここから工場出荷時へ戻せるようですが、今回はまだPCリカバリーは行わないので、[アドバンスドオプション]をクリックしてみます。

アドバンスドオプションのメニューには、「コンピュータチェック」「Windowsシステム復元機能」「ファイル バックアップ プログラム」「システムリカバリ」がありました。

ここでの「Windowsシステム復元機能」から復元ポイントに戻そうとしてみたもののやっぱり失敗。

今度は「コンピュータチェック」を選んでみます。

アドバンスドオプション

コンピュータチェックには「Windows パーティション」「Recovery パーティション」「コマンド プロンプト」の3つがあります。

コンピュータチェック

「Windows パーティション」か「Recovery パーティション」を選ぶと、それぞれのパーティションのディスクチェック(CHKDSK)がされるようです。

今回は迷わず「コマンド プロンプト」を選んでみます。

Microsoft Windows [Version 6.0.6000]
Copyright (c) 2006 Microsoft Corporation. All rights reserved.X:Windowssystem32>

Windows起動メニューからはセーフモード&コマンドプロンプトにも入れなかったのに、POST画面から入るリカバリーメニューから来るとコマンドプロンプトまで入ってこれました。

これは期待出来そうです。

pending.xml をリネームしてみた

起動ドライブが X(エックス)ドライブになっていますが、リカバリー用のドライブのようなので、Cドライブに移って、「c:\Windows\winsxs」フォルダにある「pending.xml」を別名(今回は「pending.xml.20140823」)にリネームしてみます。

X:Windowssystem32>C:

C:\>cd windows\winsxs

C:\Windows\winsxs>dir pending.xml
 ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
 ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です。 C:\Windows\winsxs のディレクトリ

2014/08/13  18:47         5,663,459 pending.xml
              1 個のファイル           5,663,459 バイト

C:\Windows\winsxs>ren pending.xml pending.xml.20140823

C:\Windows\winsxs>dir pending.xml
ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です。

C:\Windows\winsxs のディレクトリ

ファイルが見つかりません

どうやら今回はちゃんとファイル名が変更されたようです。

「exit」コマンドを入力すると、さきほど「コマンド プロンプト」を選んだ画面に戻ってくるので、[キャンセル]を押して再起動したところ、Vistaのユーザー選択の画面まで来る事が出来ました。

Windows Vista の起動までできた

パスワードは聞いていないので、ログオン確認までは出来ず。(パスワードを聞いていないというか、指紋認証ログオンっぽい)

起動するところまでは復旧したものの、またWindows Updateすると同じ現象が起きる可能性は否めませんが、今回はこれにて作業終了です。

—追記—

実は、2014年8月の定期アップデートを適用すると、起動しなくなるというニュースがありまして、関連があるのかなと思いつつも、「対象がWindows 7/8/8.1」という記述をどこかで見ていたので、Vistaは別の問題かと思っていました(^-^;

でも、これが原因かも知れません。

お借りしたPCは管理者権限のパスワードが分からないため、作業はここまで。

新しくパッチが出直せば、次からは大丈夫になるのかも。

コメント

タイトルとURLをコピーしました